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【課題研究】起業家育成講座【ビジネスのたまご】五感×六動で孵化!共感と笑顔を生むアイデア術

本校の商業科における課題研究の一つ、「起業家育成講座」では、ツタエカタオフィスの河野様を特別講師にお招きし、アイデアを真の価値へと高めるための深い学びを得る機会をいただきました。
河野様からは、単に利益を追求するのではなく、「人の心を動かし、誰かを幸せにする」ビジネスの本質的な考え方を教えていただきました。

1.共感と笑顔を生むビジネスの哲学
すべてのビジネスの根幹は、人への敬意と寄り添いから始まります。講師の河野様は、「人をしっかり敬って、寄り添いながら不快を快に」することが重要だと強調されました。
つまり、商品やサービスは、顧客が抱える「不快」を解消し、心からの「快」に変えることで、笑顔と新たな絆を生み出すことが真の価値となります。生徒たちは、「アイディアが笑顔を生んで、新たな絆を結びつつ、まだ見ぬ誰かもしあわせに」という、利他的な視点の重要性を深く学びました。

2.商品開発の質を高める「五感」の活用
アイデアを具体的な商品・サービスとなるため、その質を極限まで高める手法として、「五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)」の意識を学びました。アイデアをこの「五感のフイルター」に通すことで、新しい用途や可能性が見つかり、商品開発のクオリティーが向上します。
また、「商品、サービスの先に誰がどのように変化したか。そこに必ず笑顔があるもの」という視点で企画意図を明確にすることが大切であり、顧客満足度(CS)の追求は、最終的に「五感に快」を提供することに行き着く、という深い教えを得ました。

3.「六動」と時間軸による実現性の検証
次に、私たちの日常行動を「作る・運ぶ・守る・商業・教しえる(教える)・娯楽」という「六動」として捉えました。河野様は、この「六動」の視点と「五感」を組み合わせることで、今後のアイデアをブラッシュアップする際の重要な視点を提示してくださいました。生徒たちは、自身のビジネスプランが「五感と六動が快となるような」ものであるかを突き詰めるために、顧客の一日のどの時間帯(24時間)、そして一年間のどの時期(365日)に、快を提供できるのかという検証軸を学びました。

4.最も大切な「信頼関係」
授業の終わりに、河野様は、いくらアイデアが優れていても、ビジネスを成功に導くために
最も重要なのは、「出会った人との信頼関係を築いていくこと」だと力強く話されました。
今回の貴重な学びは、生徒たちが単なる企画書の提出ではなく、「真に人や社会と繋がるビ
ジネス」を考えるための、大きな指針となりました。

ツタエカタオフィスの河野様、実践的かつ温かいご指導を誠にありがとうございました。

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